「エンド・トゥ・エンド」

先々週の例会で、サークルOBのashelさんが立てたダブルクロス2ndに特攻しました。去年、s/t先輩のキャンペーン「Guilty Pain」をやって以来のダブクロのレポです。
気を取り直して。


舞台は、某N市。FHの根が深く、UGNとFHが裏世界で頻繁にぶつかり合い、日本でも一、二を争うほどの危険区域となっているとか。

そんなN市の裏世界に踊ったPC達はこんな感じ。

ソラ(ブラックドッグ/ブラックドッグ、16歳、♂)

FHチルドレンの少年。”DELTA2”のコードネームを持つ。”ソラ”は、彼のセル内の仲の良いチルドレン同士*1で呼ばれる名前らしい。セル内で行われていた非道な実験により、ヒロインのカエデが死にそうになったため、助けを求めてセルを逃げ出すという導入。

”銃が恋人”キャラをやりたいと始めに言ってたのだけど、まさかシナリオヒロインを銃化するとは誰も思わないぞ、普通。結局、GMが困るからと説得・話し合いの末、ヒロインと銃が精神・肉体的にリンクしている、という妥協案でFA。シナリオ中は、ちゃんとした少年主人公でした。

中里景二(エグザイル/モルフェウス、15歳、♂)

PLは、ます君。UGNチルドレンの少年。彼のお姉さん的存在の遠見小夜が冒頭でFHに攫われ*2、彼女を救うべくFHのセルのアジトを調査するという導入。

主人公その二。年齢の近いソラとシナリオを通じて交流を深めたり、小夜との姉弟のようなやりとりがあったり、こちらもいい感じのキャラ立て。ソラが比較的素直じゃない一方、こちらは理解しあえれば結構素直。こういうキャラ対比は結構見ていて面白いと思いました。

月倉右恭(ブラム=ストーカー/オルクス、22歳、♀)

PLは自分。UGN・N市支部長で、町教会のシスターという表の顔を持っている。FHとの激戦区にあって、支部を切り盛りするお姉さん的存在……のはずが、周囲が軒並み若いためか、最前線という環境が悪いのか、年齢にそぐわない大人び方をしているような……

彼女に提示される状況を鑑みるに、ホントN市は地獄だぜ、ふーはははー。

天堂光(ソラリスソラリス、17歳、♀)

UGNのN市支部専属の女医。もちろんレネゲイド関係の医療も扱っている。17歳という年齢の割には大人の様な風格をどこか漂わせている、チルドレンの保護者的存在。

ソラが気を失って彼女の医療施設に運び込まれるという感じで、上手い具合にソラと月倉との橋渡しをしてくれました。あと、ソラリス・ピュアの支援は、いろいろと頼もしいですね、やはり。

  • UGNとFHとの抗争により、裏社会が国内でも一、二を争う危険区域と化したN市。N市のFHセルのセルリーダー”ドミナント”はデータ至上主義者であり、自身のチルドレンを用いて実験を繰り返し、データを引き出していた。
  • ドミナントの実験によって、限界にきていたカエデを救うべく、彼女の分身である銃を持ちセルのアジトを逃げ出すソラ。しかし、その途中で傷を負い、川へと落ちて流される。
  • 一方、同時刻。UGNとFHの抗争の最中、月倉の目の前でチルドレンの小夜が攫われる。彼女を攫ったFHの車を追跡するも、その甲斐なくロスト。月倉は悲痛な思いで戻るが、そこへFHチルドレンがUGNに保護されたと言う情報が入る。
  • 天堂の元に気絶したソラが運び込まれる。怪我の治療中の中里は、隣のベッドに突如として現れた少年を不審の目で見つつも、戦地に赴いた小夜の存在が気がかりであった。しかし、そこに月倉から彼女が攫われたという残酷な結果が伝えられる。
  • 中里はすぐさま戦線に復帰し、月倉からの指令を受け彼女の追跡をするが、一向にFHのアジトは掴めない。月倉は、ソラがFHのアジトを知っているだろうという望みをかけ、覚醒した彼と面会をする。しかし、何も喋ろうとはしない彼に取引の用意だけはあることを告げる。
  • その後、ソラを治療している天堂が彼と話をする。生きてきた環境からUGNを信用できないソラだったが、理解ある彼女に少し心を開いたのか、少しずつ喋るようになる。
  • そして、ソラはカエデを助けたいという目的からセルを逃亡したことを告げる。アジトの場所を教えてもらう代わりに、UGNは彼女を救うことを約束。
  • ソラを連れた月倉の部隊がアジトに奇襲をかける。幸い、先の戦闘でFHの主力部隊ともいえるチルドレン達はそのほとんどが負傷しており、アジトの制圧は無難に行われた。カエデと、攫われた小夜の救出も成功。しかし、セルリーダーのドミナントの姿は無く、彼が蓄積したデータも持ち出されていた。
  • アジトから撤収を始めるUGN。ドミナントによって過酷な実験台とされていたFHチルドレン達を目の前に、天堂が彼らを保護すると言い出す。日本支部長の霧谷からN市の全権委任を受けた月倉はこれを承認。
  • その後、FHチルドレンはUGNの支部へと搬送され、ソラもカエデについて戻ってくる。
  • しかし、その直後、戦闘ヘリと共にドミナントがUGNへと奇襲をかける。データを得られないなら壊してしまえとばかりに、FHチルドレンと共に支部を壊滅させようとするドミナント。PC達とドミナントとの戦闘が始まった。
  • 月倉で《赫き剣》《オーバーロード》の攻撃力を試してみたかったのだけど、戦闘はPC側の出目がよく、月倉の大剣が振り下ろされるまでもなく勝利*3。いやー、ウチの子等強いわーw
  • ドミナントを倒し、彼の蓄積したデータを回収。これを天堂に渡し、FHチルドレンの治療を任せることに。
  • ドミナントのセルは崩壊し、最後はFHチルドレンをそっくり月倉の支部が保護して終了。めでたしめでたし……て、ジャーム化してる子も、いるのよね多分?……今後のこと考えると、お母さん不安だわ。



そんな感じのシナリオでした。ashelさんのGMは……思えば、自分は初めてかな。とても良いシチュエーションのシナリオで、満足。感謝です。

年末年始と、内輪で卓を囲む機会が多かったためか、面子も何か若干新鮮な感じ。また囲みたいものです。

*1:彼を含め3人の小グループがある

*2:運悪く、彼が怪我の治療のため病床に臥せっている間に

*3:まあ、本当は攻撃の機会はあったのだけど、殴っても無駄にオーバーキルっぽかったし、PC1に見せ場を譲るつもりで一回行動放棄しました