「宿命の交わる城」キャンペーン第五・六話「再会は挽歌に染まって」「トーキョー・イリュージョン」(公式、ネタバレ)

この前、ついに最終回を終えた「宿命の交わる城」キャンペーンの第五話と六話です。

実は、この前の日に例会でyakusi先輩のガイア公式を一本やっているのだけど、記録とるの忘れてしまったので。そのレポはちょっと割愛で……orz

ま、ともあれ、最終回へ向けクライマックスへと移る二話ということで、PCのテンションは徐々に上がっていきます。*1

香坂静(聖戦士、フォーリナー、顕現者/装着者、17歳、♂)

PLはmugen君。熱血正義漢な地球の高校生。今回は、若干演出は押さえ気味な感じはしましたが、クライマックスでの一馬とのやりとりは、やはり主人公か。

第六話では、虚構の街でゲーセンに行ったり学生とグループ作ったりと面白そうだったw

レグルス・イスタム(光翼騎士、オリジン、ファイター/パルフォーロン、17歳、♂)

PLは龍希氏。神王エニア三世の実兄で、イスタム新王国の騎士。妹のエニア三世に言われ、静かを助けに行くと言う導入。

今回からフェアリードラゴンに騎乗。ドラゴンライダーの恐るべき性能が発揮されます。

”烈地剣皇”島津日向守重朝(執行者、富嶽ミリティア/武士、35歳、♂)

PLはGハイパー氏。MT乗りにして富嶽武士。基本は相変わらずの師匠ロールでしたが、第六話では少し負けロールを演出。

他PCが声を掛けるのが楽しい楽しい。ちゃんと最後は颯爽と復活されました。

トリシラス(星詠み、アムルタートネフィリム、スカベンジャー/獣鬼兵、?歳、♂)

PLは自分。ネフィリムの極秘部隊に所属していた、改造兵士。イルルヤンカシュが攫われて、大変な状況に単身乗り込むという導入。

身体が徐々にプロミネンスに侵されていくという設定をでっちあげ、ラストに進みます。



まず、第五話の「再会は挽歌に染まって」。ついに諸角一馬との決着。それに加え、ユルゲンスハイムとの再戦や、アポルオンの真実に迫るなど、いろいろ内容の濃い一話です。

  • アポルオンが諸角一馬の手によって復活し、暴走を始める。オープニングで、アポルオンは月龍皇ナンナルの身体と魂の変化したものだとかいう衝撃の事実がさらりと一馬の口から暴露される。今キャンペーン、何か驚愕の情報に蓋が無いぞw
  • アポルオンの暴走はそのままオリジンの至る所を廃墟や荒野に変えつつ進撃。富嶽の艦隊が壊滅したり、エヌマ・エリシュが陥落したりと、いろいろ大惨事。とにかく、トリシラスは攫われたイルルヤンカシュを追うために諸角一馬とユルゲンスハイムを追うことに。その途中で、PC達が合流を果たしていく。
  • アポルオンの側で倒れていたナンナルを発見し救助、PC達にアポルオンの真実が開示される。
  • 結構、情報が複雑で説明は難しいのだけど、黄泉還りやリターナーの起源とか、アポルオンという存在の真の意味とか、冥府がどういうものかとか、いろいろと説明を受ける。あまりのことにしばし思考が止まった……*2
  • トリシラス的に一番衝撃だったのは、ナンナルがイルルヤンカシュの双子の姉であり、イルルヤンカシュの”冥龍皇”という称号と力は、かつてナンナルから譲られたものだという事実。うーむ、龍族のトップシークレットを暴露されてしまったぜ。
  • ユルゲンスハイムはイルルヤンカシュの肉体を使って現世へと復活を果たそうとしているらしい。それを阻止するべく、大断崖の高峰「むくろ山」へと向かうPC達。
  • その途中、パルフォーロン族の集落で、レグルスがフェアリードラゴンのマグナスを仲間にする。我らの光翼騎士がより強くなりましたw
  • そして、むくろ山。PC達の前に、一馬が立ちはだかる。一馬は静に対していろいろと恨み言を吐き、「それでも俺との友情を信じれるのか」と問う*3。静はそれでも彼を信じると答え、一騎打ちによって彼を洗脳から救い出す。
  • そして、ユルゲンスハイムはイルルヤンカシュの肉体を使って復活しようとするが、それを正気に戻った一馬がその身を犠牲に阻止。イルルヤンカシュを助け、ユルゲンスハイムとの決戦へ。
  • ユルゲンスハイムとの戦闘は、PC側の勝利。しかし、その後、真の黒幕であるコスモ・クラトールが出現する*4。諸角一馬の体を奪って復活しようとするが、それを今度は月龍皇ナンナルが自爆して阻止。このキャンペーン、さりげに自己犠牲が多いな*5
  • EDは、姉の自爆を目の当たりにしたイルルヤンカシュにトリシラスの胸を貸し、そこで泣いてもらうと言う演出を。少々やりすぎかなー、と思いつつ、それなりに好評だったようで良かったですw合わせてくれたGMに超感謝です。



ここから第六話。宝永が謎の嵐に包まれ、そこにフューネラルの気配を感じ、PCが調査に向かうという導入。

  • 各々合流し、嵐の中に突撃するPC達。嵐の奔流にもまれ、たどりついたのは静がやってきたという地球の都市・東京。しかし、そこは戦争のまったく無い異質な世界であった。
  • それぞれその違和感を感じつつ、この街を調査することに。しかし、この街は決して外に出られず、また違和感を感じたり、その真実を突き止めようとすると、刺客が出現し”修正”されてしまう世界だった。
  • 当然、PC達は刺客の標的に。ここで重朝の因縁の機体・天津甕星が襲ってきたり、さりげなく演出やイベントも用意されていた。それを皮切りに、重朝が苦悩ロールに走り、それを周りのPCが声を掛けると言う絡みを堪能。
  • その他、信長と紺野ミユキが女子高生になっていたり、ゲームセンターに教育的指導をしている平手政秀がいたり、稲城三郎が警官やっていたり、イベント満載でした。
  • 調査の末、この街が紺野ミユキの夢であると判明し、彼女がよくいるという上野公園へ向かうことに。そこで、彼女の覚醒を阻もうとするフューネラルが登場。フューネラルはこの紺野ミユキの夢を利用し、オリジンのリジェネシスをしようと目論んでいた。外の世界では、嵐が加速度的に膨れ上がり、オリジン全土を飲み込もうとしていたのだ。
  • そして、フューネラルと戦闘へ。ユルゲンスハイムよりは、まだ楽に勝利できた感じ。
  • しかし、負けたというのにフューネラルは不敵に笑う。フューネラルの死により、大量のフレアがコスモ・クラトールへと流れ込み、ついに復活。
  • エンディングでは、冥界の門が開いて太陽は黒く染まり、大量の黄泉還りの群れがオリジン中にあふれ出す……。PCを含め、オリジン全土がジリ貧の戦いを強いられていた、というところで引き。



ここまで、第五話と六話です。あとは最終話を残すのみ。最後は、公式NPCが次から次へと出てきてPCの助けをするという、超燃えっぷりでした。

*1:データも強化されていきますw

*2:トリシラスはもとより、PLも少し情報の整理に時間がかかりました

*3:この時、一馬はユルゲンスハイムに洗脳されていた

*4:造物主の一つの顔らしい

*5:まあ、だからこそPCのモチベーションも上がるものなのだが