「堕ちた翼」

ゆうやけこやけの例会後に立てたブレカナシナリオ。3回目なので、シナリオ運営としては割と気軽に回せました。

今回はPC3人でプレイ。参加者が変われば、シナリオの空気も変わるものです。3回目なので、今回も違いを中心に軽めにレポをしようと思います。

前回のレポはこちら
今回の参加者はこちら。

ヨアヒム・アードラー(アングルス=アクア=アダマス、15歳、♂)

PLはyakusi先輩。今回はご要望通り、PC1枠をプレイしていただきました。元々は名家の出自だが、ゴッダード・ツァイトラーに家を潰され、放浪の旅の末にリムクォートの村に滞在することに。

PC1枠の手馴れた確実なプレイはさすがと言いましょうか。お陰でヒロインのファナがとてもやりやすかったです。

ミスト(フルキフェル=アクシス=マーテル、外見20歳、♀)

PLはcielx先輩。如何なる白鳥人が出来上がるかと思っていましたが、これまた見たことのないキャラでした。このアクト3回とも白鳥人の性格が違っていて面白いですね。

英雄の魂を集めることをサボり、城に篭って”異教の神”*1の業を研究している白鳥人。他の白鳥人たちから愛されるお姉様。

フィルランサス・フィルスミーニア(グラディウス=ウェントス=レクス、15歳、♂)

PLはs/t先輩。GoBキャンペーンに参加した”聖伯”セラフの息子。家訓により、世界を巡って見聞を広め、自分を磨いている(だったかな?)。しかし、初の戦場で出会った相手がろくでもない殺戮者・ランゼバッハだったというあたり、この家系はやはり闇の者と戦う運命にあるようです。

自信に溢れたシニカルな語り口が特徴。ヨアヒムとはいい感じの友情ロールを展開していました。


  • 2回目同様、ハッピーエンドルートを設定。今回は、比較的ハッピーエンドを意識して流してみました。結果、ハッピーエンドになりましたが、3回のアクトの中では一番印象深いアクトになった感じがします。
  • ヨアヒムがファナへのアクセサリをさりげなく用意したり*2、アンノウンの立場を用いて他のPCとサクサク絡んだりと、この辺のPC1枠の動かし方が手馴れているのは流石にyakusi先輩といったところでしょうか。
  • ミストは、正直なところ自分の白鳥人の引き出しを検索してみても見当たらない新鮮なキャラでした。cielx先輩は、よくこんなの思いつくなぁ。
    ファナとの姉妹愛みたいな演出をもう少し強化しても良かったかもしれないけど、このキャラだと案外絡み具合としてはよかったのかもしれない……かな?
  • フィルはランゼバッハとのやり取りがGMから見ても面白かった。強大な殺戮者に強気に立ち向かうところは、1回目のアレックスと共通するけどあの老成した感じとは全く違う少年キャラがいい感じ。しかし、白鳥人や殺戮者に対する認識とか、フィル君には闇の者に対する教育が行き届いてますな。

今回は、ハッピーエンドが望まれてそうな感じだったから、意識してそちらに流してみました。クライマックスで《爆散の印》を∵無敵防御∵で無効化できるように拡大解釈してみたりとか。今回思ったことは、やっぱりミドルが結構悲惨だとハッピーエンドの方がシナリオ的には締まるのかな、という印象。個人的には救いようのないシナリオも好きなのだけど。

あと、今回周知参加が二人でしたが、やはり周知でもあまり問題なく回せるようです。シナリオ自体も軽めだし、回数回せるシナリオはいいですね。ファナとかランゼバッハも奇をてらってないキャラのせいかGM的に扱いやすいし、あんまり疲れないNPCだな。

ちょろちょろ改造したら、ブレカナ初心者向けのチュートリアルシナリオになるかも。

*1:つまり、アーのこと

*2:もちろん、アクトの演出としてGMも利用