夜のすすり泣き(二日目・夜、公式・微ネタバレ)

午後のセッションも終わって、まったりとしていたところ、「暇だし、何かやらない?」と誰かが提案。


自分「『ゆうやけこやけ』とか無いかなー」

黒猫夜君「あるよ」

自分「……」


と、いうことで、ほのぼのあったかろーるぷれいんぐ、開始。

シナリオは、ルールブックに載っている二本目。GMは黒猫夜君。自分はPLで参加。作ったキャラは、こんな感じ。

宮本みやび(犬、けもの時3歳/へんげ時18歳、♀)

一名町(ひとつなちょう)に住む、ゴールデンレトリバーの変化。飼い犬。ご主人様の、宮本太郎(小学生、男の子)のことが大好き。犬のときは、頭の弱いのんびりとした性格。人間の姿になると、急に口調が大人っぽく丁寧になるが、実は精神年齢はあまり変わっていない。ちなみに人間時は金髪ロン毛のパッツンパッツンに(腐

飲酒していたせいかは知らないが、蓋を開けてみれば、万年発情期のエロバカ犬に……



ゆうやけこやけ」はシナリオが単純明快で、簡単。ダイスもトランプもいらず、戦闘もなし。ただ、ひたすらほのぼのあったか演出をしながら、ちょっとした幸せをつかむ”だけ”の癒し系システム。

学校に明日の宿題を忘れてしまった男の子(GMのアドリブで、みやびの飼い主の太郎ということに)が、町で出会った「へんげ」達に怖いから一緒についてきてほしいとお願いする。快く承諾する「へんげ」達(=PC)。そして、夜の学校で宿題を無事に取ってきたはいいけれど、急にどこかから誰かのすすり泣く声が聞こえて……

最初から最後まで、のんびりプレイしました。ほのぼのあったかと銘打っているのは、伊達じゃないですね。癒されました。バイオレンスなんて「バ」の字も出てきません。


うん、面白かったです。ただ、こういう類のゲームは、PL達の意識が大切だと思いました。ほのぼのあったかしたいぜ!、と思って、プレイ中はひたすら癒し系演出を心がけないといけないかな。上手く物語が終わるとものすごい満足感だけど、悪ノリすると一気にグダグダになるな、これは……デリケートすぎる。

これをプレイして「どこが、ほのぼのあったかだ!」という人がいたら、たぶん一緒に卓を囲んだ自分か誰かの責任です。

システムは実に必要最低限で、不要なあらゆるものを排除して洗練されている、といった感じ。舞台演出が得意なPLなら、用意されている特技だけで好き放題あらゆる癒し系演出ができるでしょう。

ただ、印象判定や「つながり」などのルールは、ちょっと処理が重いかな……。もう少し簡便にして(そもそも5レベルもいらないと思う……)、処理が楽な形にしたほうがいいと思った。


いや、面白かったです。暇なとき簡単にできる軽さがいいですね。機会があれば、またやりたい。