BLADE of ARCANA 3rd

深紅の花は、蒼き月華に散って」



†アクトトレーラー†



深紅の刃を引きずって 暗き夜を駆ける

蒼き三日月は遥か虚ろ 冷たき静寂に揺れる

男はただ望んだ

『嗚呼 我が血潮よ 涸れ果てていないのならば

どうか いま一度だけ 呪われた宿命を祓い給え』


それは失われたはずの心

『この永劫の生すらも捧げて 例えば

刹那の幸せを 彼女に贈れるのならば』


それは叶わぬ願い

「嗚呼 男の両手には 何一つ

残ってなどいないのだから……」


ブレイド・オブ・アルカナ

深紅の花は、蒼き月華に散って』


それは 許されざる罪と罰

「では 果たして 罪人は 誰か ?」


西方暦1070年 冬深きある日のこと

辺境の街ヴィンテルモントの蒼き月は

大層 美しかったという



†シナリオハンドアウト

PC①用ハンドアウト

因縁:○友人/ヴェラート

あなたには殺戮の夜を幾度と無く共にしたヴェラートという親友がいる。ある時、歓びとも怒りともつかない笑みを浮かべた魔神ティネアがあなたの前に現れ、彼を想像しうる最も残酷な方法で殺害せよと言ってきた。ただ従うわけにはいかないが、他の者に任されるよりはマシなはずだ。あなたは魔神の気が変わらない内に、彼を追うことにした。

(推奨因果律:No.D10 妖精将軍)

(※PC①が推奨因果律を取得した場合、望んでティネアの帰依者となったかどうかはPLが決めると良い。尚、ヴェラートはティネアの帰依者である。)

PC②用ハンドアウト

因縁:◎慕情/ルーティア

辺境の街ヴィンテルモントの領主の娘であるルーティアは、美しき淑女である。彼女に会うためヴィンテルモントを訪れたあなたを、彼女は暖かく迎えもてなしてくれた。

その夜、窓際で物思いに耽る彼女をあなたは見かける。何かそれに妙な不安を覚えたあなたは、そっと彼女の心の内を聞いてみることにした。

(推奨因果律:No.020 女神の園)

(※PC②が推奨因果律を取得した場合、ルーティアを“姉”または“妹”として指定することが望ましい。彼女はイスマリアの卒業生である。)

PC③用ハンドアウト

因縁:○仇敵/闇の眷属

辺境の街ヴィンテルモントに闇の気配を感じ、あなたはこの地を訪れた。常人には感じ取れない血の臭いが街のそこかしこに残っている。この街で、何か既にただならぬ事が起こっていると直感したあなたは、すぐさま調査を開始した。事態が手遅れになる前に、神敵に鉄槌を下ろさねばならない。

(推奨因果律:No.014 沈黙の守護者)

PC④用ハンドアウト

因縁:☆強敵/ヴィンテルモントの殺人者

旅の途中で、あなたは辺境の街ヴィンテルモントに立ち寄った。街の人々の感じもよく、穏やかな時を過ごすことが出来た。しかし、最近、この街で奇妙な殺人事件が多発し始めた。絶技ともいえる一撃で殺されている被害者達。犯人は、並の使い手ではないだろう……この者を野放しにしたまま街を去ることはあなたにはできそうになかった。

(推奨因果律:No.004 剣匠卿)




†レギュレーション†

年代:西方歴1070年 冬

人数:3〜4(5人は要相談)

エピックプレイ:採用

使用経験点:0〜20(21点以上は要相談)

特殊因果律の使用:ハンドアウト参照