「パラモルの神子」

年明けにやったcielx先輩のアクトです。年末のブレカナアクトの続き物みたいな感じの。

二回目をやるそうなんで、一応参加者の方はネタバレにはご注意ください。

“獅子を継ぐもの”ローエ(グラディウス=エルス=コロナ、20歳、♂)

PLはyakusi先輩。ブレダ国王ガイリング二世の実子。王宮内の権力闘争に巻き込まれて以降、シルトマウアー要塞に送られている。幼馴染であるレーネとの間に男女の双子をもうけるが、その子がパラモルの祝福を受けた子であるという不穏な噂が要塞内で立つ。

PC同士で子供をもうけるという前代未聞の状況、お疲れ様です。名前決めに苦悩する*1姿が印象的でした。

レネツィアラ・フィルスミーニア(ファンタスマ=ステラ=コロナ、19歳、♀)

PLはs/t先輩。シルトマウアー要塞で、幼馴染であるローエの軍師をしている女性。二児の母。紆余曲折の末に、色々あってローエと子供を作り、現在は産休中*2

前代未聞の状況の片翼の人。お疲れ様です。PLがお互いのPCに慣れているせいか、息が合っていたような感じを受けました。

ミニス・ロンバルト(ウェントス=マーテル=オービス、64歳、♀)

PLは鶏君。旧教教会の巡回司教にして、異端審問官の資格も持つ女性。ローエの子がパラモルの神子であるとの噂の真偽を明らかにするため、教会の命を受けシルトマウアー要塞を訪れることに。深い人生経験を感じさせるマーテル。

老司教、素敵過ぎる。穏やかな包容力を見せるロールが、見事でした。

メルクリィ(クレアータディアボロス=アダマス、外見20歳前後、♂)

PLはC-7先輩。青年型のクレアータで、失敗作として廃棄されていたところを若き日のミニスの手で救われ、以降彼女の従者として付き従っている。彼女と共にシルトマウアー要塞へ。口数は多くないが、その一言一言に重さを感じさせる。

感情を抑えつつも、どこか人間らしさを感じさせていました。

ルカ・クライン・フォルセ(アクシスオービス=デクストラ、19歳、♂)

PLは自分。ハイデルランドを放浪する魔術師にして錬金術師。一見、女性と見紛うような美貌の持ち主。魔術や錬金術、そして男娼の技を売り歩き、貴族の家々などを渡り歩いて生計を立てている。幼い頃、酷い形で別れることになった*3恋人・テレーズを要塞で再会する。

序盤はなかなかシナリオの流れ上ムーヴが難しかったのですが、後半はとりあえず普通に主人公ロールっぽく締められた様な気がします。


  • とりあえず、年末にやったアクトの後日談というか、ローエとレーネの子供にまつわるお話です。導入を聞く限り、メインはローエとレーネ絡みで進行するようです。それはそれとして、こっちはこっちでテレーズ*4と恋人関係だそうで、さっそくオープニングの回想シーンで、はしたなくも鬱ロール全開する困ったPL一人*5
  • シルトマウアー要塞では、ローエとレーネの二人の子供が、パラモルの祝福を受けた子供であると言う噂が立っている。
  • そんな中、シルトマウアー要塞に自分の技術を売りにやってくるルカ。ローエとお目通りをしているところでテレーズと再会。その後、ローエは異端審問官ミニスと会見。ルカは無事要塞に雇われて、ミニスは噂の真偽を確かめるために、PC達はそろって要塞に滞在することに。
  • 適当なところでPC間交流。ミニスの老成した女司祭ロールにルカが少し癒されたり、レーネが”◎友人”の因縁を演出してくれたりしたのが楽しかったです。
  • そんな時、レーネがパラモルからの誘惑を受けるイベントが発生。「子供が出来たから彼と結ばれたけど、別の女が君の立場になっていたらどうなるか?彼は本当に君を心から選んだのか?」などレーネの心を揺さぶる。そこにローエが登場し、不安な彼女を助ける。すると、わずか数シーンでレーネとのわだかまりは解け、ミニスとの協力も繋いで、子供の名前も無事決まってめでたしめでたし……と、いう感じで進んでいくシナリオ。気が付くと、ルカ以外のモチベーションが昇華された様な感じ。GM的も、もう少しPC間でゴタつくことを想定していたらしく、以降のイベントが続けにくくなったとか。
  • 急遽、パラモル様の標的がルカに変更される。そんなわけでテレーズに会いに行って、彼女に過去のことを問いただすシーンへ。テレーズと言い争うも、彼女の心は冷たく、いかな言葉も届かない様子。ここぞとばかりに散々負けプレイを楽しみ出す悪いPL一人*6。結局、テレーズに何も言えなくなり、そこで再び別れることに。
  • その後、ルカの前にパラモル様登場。テレーズの心を取り戻せるようにしてやるという誘惑を受ける。その誘惑を振り切り、PC達が合流。パラモルは誘惑が聞かなかったことで、その場から退散する。
  • その後の調査で、噂を流したのはテレーズであることが判明。テレーズに詰め寄ることに。言い逃れが出来なくなったテレーズはその場を逃げ出し、∵紋章∵で要塞の兵士を洗脳し、ローエとレーネの子供達を塔から落として殺そうとする。それをレーネが∵紋章∵で助け、テレーズと戦闘へ。
  • 戦闘は比較的余裕を持って勝利。やはり、事前に魔法系であることが判明していたのが勝因か。
  • 戦闘後、テレーズを救いたいルカは∵封印∵の逆位置を使用し、テレーズを殺戮者という闇の鎖から解放する。代償は”悲しき恋のさだめ”の祝福で打ち消し、死亡したルカをミニスが助けるという流れに。
  • エンディング。行く末をどうするか悩んだ末、ルカを要塞に居つかせることにしました。テレーズの侵した罪を共に背負うということで、要塞で仕官をすることになったルカ。テレーズを要塞においておくことに対して起こりうる反発は、ローエが∵紋章∵で黙らせるという感じに。



メインはやはりローエとレーネの子供を巡る話でしたが、こちらはこちらで主人公のような見せ場をもてたのもあり、満足であります、サー。
そういえば、面子を変えて二回目をやるとのこと。当然PCが変わるのでシチュエーションも変化するでしょうし、どういうことになるか話を聞くのを楽しみにしておきましょうw

*1:PLが

*2:ブレカナのPCをこんな風に説明する日がこようとは……

*3:パラモルの策謀

*4:シルトマウアー要塞で女官長をしている

*5:もちろん自分のこと

*6:もちろん自分のこと