ドロテア〜魔女の鉄槌〜 3巻(ネタバレ)
ドロテア?魔女の鉄鎚 3 (角川コミックス ドラゴンJr.)
- 作者: Cuvie
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: コミック
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この漫画も中世のドイツを舞台としているようですが、魔法とかいったファンタジックな要素は一切ありません。ただ、どこかしら幻想的な雰囲気を漂わせ、ある意味でヒロイックファンタジーと言える読み物だと思うのです。
さて、アルビノの美少女傭兵ドロテアのヒロイックファンタジー*1、3巻です。
故郷で外の世界を知らずにいたドロテアも、いい感じにスレてきましたねぇ……。2巻と比べて、もう敵を殺すことに何の躊躇も無さ気。でも、どこかしら理想主義で、子供っぽいところがあるのは相変わらずで、少しホッとした。まだまだ成長途中といったところですね。
新しい敵が出てきたり、大きな戦争の前兆があったり、幼馴染のギュルクとすれ違いが生じたりと、これから話が大きく膨らんでいきそうな予感。
しかし、歴史物のような重厚な雰囲気を醸しつつ、人間関係*2を素敵に演出しているところは、ほとんどブレカナだなぁ。個人的には参考図書の一つにしてもいいくらいだと思われます。ドロテアのアルカナは、アングルス=グラディウス=コロナといったところかな。
ギュルクが高級娼婦の姐さんと一夜を過ごしたことを次の朝に知り、「屈辱だ……」と煩悶するドロテアとか、もう狙っているとしか思えない。そして、その一件からギュルクと距離を置きたがるドロテアとか……あれ、何か、ブレカナキャンペーンのPC間演出とかで同じ光景をたまに見かけるような。大抵の場合、一度喧嘩を仕掛けておいてから次回のアクトで示し合わせるように仲直りシーンをGMに要求するから……4巻は多分仲直りイベントが高確率で発生すると見た*3(ヲ
何はともあれ、次巻が楽しみな作品w