ブライト・ナイトff最終話「終末の輪」(ネタバレ)

全五話構成の公式キャンペーンも、これにて終了。いろいろ悲喜交々なキャンペーンでしたが、何とかハッピーエンドになったので、ほっとしか感がありますね。

アルシャードって普通に戦闘で死が見えるしなぁ……
ま、ともあれ

クロア・ルフィン(17歳、♀)(ブライト・ナイト5/Bマジシャン4/ヴァグランツ1)PC1、PLはs/t先輩。運命のいたずらでアームドギアに搭乗することになった少女。
前回、堕天使ルシファーの半身、シャレムに誘惑され、憎悪に身を浸すことになってしまった。ヴァーチャーズの求めるところの”輝きの御子”として、復活した堕天使ルシファーの核となってしまうが……

キルシュ・ケルンベルク(17歳、♀)(ブライト・ナイト6/スカウト2/ゾルダート2)PC2、PLは自分。元ヴァーチャーズの軍人だったが、非道なやり方に離反し、アームドギアごとレジスタンスに協力することになった少女。クロアとは幼馴染。
前回、憎悪に身を任せたクロアによって、全身に重傷を負う(超・演出)。今回は、仲間の下を離れたクロアを追い、重傷の身のままアームドギアで出撃する。

ティリア・ファーゼンバーグ(26歳、♀)(Wメイジ7/ウィザード2/ソーサラー1)PC3、PLはkarasawa君。魔法を使いこなす優秀な医者だが、クエスターとしての能力を買われ、ソフィーの頼みでプリムローズに参加してから、戦闘の矢面に立つことになる。何と言うか、キャンペーン後半は、敵に容赦なく的扱いされていた。
パーティの大人的役割をきっちり抑える、とてもいい人。今回も、いろいろ助けてもらいましたw

レオナ・カイウェル(17歳、♀)(ファイター4/エージェント1/ブライト・ナイト5)
PC4、PLは山鳥先輩。G=M社よりレジスタンスに派遣されたブライト・ナイト。
クールで、他者を見下す発言や行動をしばしばするが、自分が認めたものに対しては素直になる一面も持つ少女エージェント。意図しているのかどうかは知らないけれど、ツンデレ的なキャラ立ち位置をほぼ独占状態*1でした。
何にせよ、本人が脇役嗜好なところもありますが、さすが脇の固め方は絶品の一言。

  • さて、そんなこんなで最終話です。泣こうが喚こうが世界が滅ぼうが最終話です。前回、クロアがシャレムの言葉に耳を傾け、「憎悪に身を任せる」クエストを取得したことで、クロアを説得するポジションは必然的に一番縁の深いキルシュに回ってくることに。まあ、そのためにドリーム重傷とか演出かましたので、これは予定調和。
  • オープニング。何かに惹かれる様に、ヴァーチャーズの本拠地である修道院に向かうクロア。重傷を負って治療中*2のキルシュ。怪しげに憎悪を燃やすブライト・ナイト達を見つめるティリア。ヴァーチャーズの残党と戦闘を続け、修道院へ向かうレオナ。という、状況からスタート。
  • 修道院に着くクロア。何か知らないが、ヴァーチャーズの首魁ギデオン・リーゼンタール大司教から最敬礼で迎えられる。彼女は、ギデオンが望む堕天使ルシファーの復活に必要な核となる存在として選ばれた。クロアは、修道院内でフレアと邂逅するも、彼女を残して最下層へ。
  • 一方、クロアを追いたいキルシュは、重症をおして自身のアームドギアへ向かう。ここでティリアが待ち構えているが、キルシュの身を案じつつも信じて見送ってくれるという理解者ぶり。ほんとに先生、最高ですw
  • ヴァーチャーズの残党を狩りながら、本拠地へ向かうレジスタンスのブライト・ナイト達。しかし、目標であるギデオンが見当たらない。そんな中、キルシュはクロアの声を聞き、修道院の中で地下へと通じる隠し扉を発見。逸る気持ちを抑えられずに(仲間に連絡するのも忘れて)地下に降りていく(ヲ
  • その頃、地下では全長250mはあろうかという、ルシファーの媒介用の機体にクロアが核として繋がれていた。ブライト・ナイト計画はついに最終段階に入り、クロアを核とする機体に古の堕天使ルシファーが降臨する。
  • 隠し扉が暴かれ、キルシュを先頭に次々と地下へ到達するブライト・ナイト達。レオナとティリアもここで合流。レジスタンスを目の前に、一切臆することなく演説を始めるギデオン。曰く、彼の目的は神の存在証明が成されないことに対し、「神がいないなら創れば良いじゃない」という妄執に取り憑かれ、20年前に自分の発見したルシファーの骸より堕天使ルシファーを自らに都合の良い神として降臨させることだったという。
  • 見事な勝ちプレイを演じた後、ルシファーが終に降臨。高笑いでルシファーの代弁者として世界に君臨することを宣言したは、いいのだが……


    ダークサイドなクロア(=ルシファー)によって、雑巾のように身体を捻じ切られ死亡。
    まあ、黒幕の末路なんて、こんなもんだよね。

  • 終に復活し、地上に顕現したルシファー。それまでレジスタンスとヴァーチャーズの戦争を静観していた帝国軍もついに動き始める。しかし、ミッドガルド最強であるはずの帝国軍の火力も、ルシファーの前には蚊トンボの如し*3。ダークサイドなクロアの意思の下、ルシファーの強大な荷電粒子砲の一撃で、壊滅状態に陥る帝国軍艦隊。
  • クロアがルシファーに捕らえらている中、ルシファーに引かれ甦った地獄の軍団と小競り合い。ここで黒いアームドギアを駆りフレアも登場。何か、彼女もダークサイドに堕ちていた。戦闘自体は比較的楽だったのだが、その後に仕掛けが……
  • 気が付けば、周囲はルシファー側とPC達のみ。帝国軍とか、ヴァーチャーズの残党、レジスタンスの集団は残らず壊滅した模様。しかも、レオナ、キルシュを除くブライト・ナイトは、ルシファーのエンジェル・ハイロゥに取り込まれてしまったという。
  • ここでGMからクロア、フレア、ブライト・ナイト達を救うための方法が問いかけられる。ヒントはキャンペーンを通して、伏線張っていたらしい。突然のことに困惑するPL(ただし、s/t先輩除く)。しかも、彼らを救えるかどうかで、ルシファーの最終戦のデータが大きく変化するというもの。
  • 知恵熱出しながら、必死で考えを巡らせるPL2〜4。どうやら、最終話冒頭でのシャヘル*4の台詞にヒントがあると考えに至るも、肝心の台詞が思い出せず悪戦苦闘するPL達。「やばい、はまった……」と不安に陥る自分。
  • 「まあ、ギブアップするまでは、ゆっくり考えるといい」と時間無制限を許可されたものの、解答に難航。結局、PLで材料を出し合い、GMとPL1*5からヒントをもらって、何とか解答へ辿りつく。
    ちなみに、正解は。ブライト・ナイト=クエスターであり、彼らがルシファーに取り込まれたのはクエスト「憎悪に身を任せる」をルシファーから受け取ったから。そして、彼らを救うにはPCから新たなクエストを提示し、上書きしてしまうというもの。非常にシステム的でありつつ、伏線の張り方と演出との兼ね合いが絶妙だった……。この仕掛けは、感心しました。
  • 何はともあれ、ここまでくれば演出次第、と、一気に説得イベントに雪崩れ込み、ルシファーからリソースを削りに掛かる。1時間にも及ぶ説得イベントの末、フレア、ブライト・ナイト達の救出と、クロアの奪還に成功。ここは今回一番気合を入れたところだけど、ちょっと演出が長引いてしまったかな、と。まあ、たぶん自分の長台詞と細かい演出のせい。大事なイベントを、テンポ良く印象深くというのが課題か……精進します。ともあれ、クロアちゃん、帰ってきてくれてありがとう、いやホントにw
  • そんなわけで、全員揃ってルシファーとの最終戦。敵の加護をごっそり削って、支援も奪ったというのもあって、戦闘は敵のオリジナルW.A.R.Sに驚愕しつつも危なげなく終了。ただ、やっぱり救出や説得が失敗していたら、かなり危険だった様子。落差が激しいよ……
  • そうしてエンディング。レオナは再びG=M社に戻り、ティリアは町医者の本分に立ち戻る。キルシュはクロアとフレアに未練を残しつつも、再会を願って自分のやり残した事・やるべき事を探しに帝国へ。クロアは、フレアと一緒に、また旅を始めることとなりました。

いろいろ、様々なイベントがありつつも、さすがアルシャードキャンペーン。全五話構成で、TV版4クールアニメを見たような気分だw
ホントに濃密で、楽しいキャンペーンをさせていただきました。この場を借りて、GMとPLの皆様に多大なる感謝をm(__)m


次は、GoBキャンペーンかな。……あ、その前に、合宿のシナリオ作らなきゃ。

*1:本人は否定

*2:もちろん演出

*3:負けプレイのゾンバルト将軍が輝いていた

*4:シャレムと同じ、堕天使ルシファーの半身。光を司るらしい。味方

*5:冒頭の時点で既に解答に辿りついていたらしい