中土々呂のなく頃に

今日の集会では、大量のGM立候補者が出て卓分けが混迷する中、クトゥルフ卓に参加することに。

狂気か……それもよい、と思いつつキャラ作成。
作ったのは以下のようなキャラ。

大庭三四(おおば・みよ)(24歳、♀)
データ的には、職業:教授を用いて作成。INTが高くてWISはそこそこ。STR、DEXは低いという調査系キャラ。
時代背景的に(昭和30年)、当時かなりレア(と思われる)若手の女大学助手。持ち前の知性と、他者を蹴落とす冷徹さで、若くして高名な生物学教授の助手まで登りつめるも、他の教員から小娘同然に侮られ色々と不遇を見ている苦労人。学会で何とか名を上げ周囲を黙らせようと、日々研究に精を出している。
今回、短期滞在中の田舎の村「三田村」で、民間伝承から何か新種の生物がいるのではと想定し、教授不在のチャンスに独自に調査をしたのだが……

  • 舞台は昭和30年。山間部の田舎の村「三田村」で奉られている神様「土々呂」にまつわる話。元ネタは某スタジオジ○リの名作より。
  • 都会から引っ越してきた考古学者の娘、三咲景。隣町からやってきた、若手のとび職、三笠亮太。そして、教授が所要で大学に戻り、いそいそと三田村の新種探索へ出かける、大庭三四。この三人が狂気の舞台の役者となる。
  • オープニングから序盤に掛けて、さくさくと顔合わせをしつつ、かの名作さながらの演出を楽しむPL一同。しかし、演出を聞く端からホラーにしか聞こえないのは何故だw……元ネタと、まったく同じ演出をしているのに。これがCoCクオリティ。
  • 三四と三咲姉妹が神社の境内で遊んでいる最中、景の妹メイ(笑)が森の中で白い動物を発見する。聞いた事の無い特徴を聞いて、すわ新種発見か?、と期待する三四だが、その動物は森の奥へと入っていき、追跡を諦めることに。とりあえず、後のために新種調査研究資料として、序盤から「手記」を書き始めておく。
  • のどかな演出を楽しんだのも束の間、家屋掃除中に何か屋根裏部屋で変な物を発見するメイ。何か黒くて丸い生き物らしい。ああ、ス○ワタリか、と微笑ましい想像で現実逃避するPL一同。
  • スス○タリ。黒くて、丸くて、赤い大きな眼をしていて、尻尾から口が生えている……ススワ○リ。当然のごとく全員SANチェック。さらに、NPCの分際で調子こいてススワタ○に喧嘩を売ったとび職の親方の首が、きれいな弧を描いて飛んでゆく。こんなもんが屋根裏にいるなんて、何て家だ。
  • 度重なるPC、NPCの絶叫+SANチェックの嵐。どうやら○スワタリは、暗いところ(黒いところ)から出てこれない様子。何か事情を知ってる村のお婆から警告を受け、対応に追われるPC一同。
  • しかし展開は余談を許してはくれない。突如いなくなる景の妹、メイ。親方を殺され、不幸にも長期狂気に陥った亮太。そして、好奇心からス○ワタリを間近で観察しようとして、背中に重傷を負った三四。いきなり大荒れの展開となる。加えて、台風が村を直撃し、村から外部へ助けを求めることができなくなる。一気に顔面蒼白になるPC一同。
  • 暗闇の中、明かりを絶やすことも出来ず、怯えるPC達。恐怖しつつも、新種生物への知的好奇心から「手記」をガリガリと書き続ける三四。
  • 何とか朝を迎え、台風が過ぎ去るまで(生き延びるために)役立つものを土蔵で探す。何かしらキーアイテムっぽい、古書やら変なアイテムを発見。しかし、ろくに調べる暇も無いまま、メイの探索へ赴くことに。
  • 「ひょっとしたら、メイはあの白い動物を探しに行ったんじゃないか?」という推測から、白い謎生物の足跡を追って、森の奥へと踏み入るPC達。メイの落し物などを見つけ、どんどん立ち入りを禁じられている山奥へ進む。
  • いよいよ、空気が怪しくなってくる。朽ち果てることの無い一本橋、体長4mを超える巨大蜘蛛などが登場し、だんだんPCの正気度が下がってくる。そして、ついに森の最奥へ……
  • 変な下りのトンネルを抜け、ついにメイを発見する。しかし、そこには……
  • 大ト○ロ、ていうか……サ○ゥガー様、降臨!
  • ここにきてPCの正気は完全に吹っ飛ぶ。全員、絶叫したり、妄想で現実逃避したり、笑うしかなかったり、と様々だが。とにかく、皆に共通する思考「コマンド逃げる」を選択し、一同ダッシュで逃亡。
  • しかし、逃げるPCを嘲笑うかのように、「土々呂」様が大中小揃ってPCに……ああああぁぁぁ
  • それで、まあ、エンディング。結果として、幸運にも全員生還できました。しかし、その惨状は惨憺たるもの。
  • 永久狂気による精神崩壊を起こし、警察に保護される亮太。新種を探すどころか、踏み入ってはならない領域を垣間見たせいで、生物学者としての道を歩めなくなった三四。かろうじて、無傷と言えたのが景。全ては悪い夢だったのさ……そう、見てはいけない夢。だけど、見てはならないということを知っておかなければならない、悪夢。

いや、楽しかったです。機会があれば、CoCも良いものですね。